機械式時計の仕組みを理解する|おすすめ動画と書籍を紹介

この記事では機械式時計の仕組みがわかる動画や書籍を紹介します.

山田五郎さんの動画・書籍

山田五郎さんの動画と書籍で,機械式時計の構造や歴史を理解できます

たまたま見た山田五郎さんのYouTube動画(特に36:35〜)に衝撃を受けました.ハリソン凄すぎる...

そんな山田五郎さんの書籍がこちら.最初の50ページくらいで基本構造が図解されています.

全体では400ページほどあり,思ったより分厚くてびっくりしましたが,雑学的な話が多く,気になったところを拾い読みするだけでも楽しめます.

私は,機構の解説が中心の冒頭と,200ページあたりから始まる「間違いだらけな時計の歴史」の2箇所から読み進めたため,栞が2枚挟んであります(笑).

機械式時計の模型(おもちゃ)を紹介

機械式時計の機構を理解するために役立つ「模型」(や「おもちゃ」)を探してみました.

DIY振り子時計キット9736

最もシンプルで部品数が少ない模型がこちら.元の製品名は"C-9736 MY FIRST WATCH IN KIT".日本のネット通販で3千円〜4千円で販売されているようです.

動力源としてゼンマイ,調速機として振り子を使っています.15分ごとにベルが鳴る機構も組み込まれています.

YouTubeを探したら,いくつか動画が存在しました.こちらの動画では,DIY振り子時計キット9736の動作の様子が紹介されています.


レバー脱進機の仕組み

脱進機は一定の速度で歯車を回す部品です.この部品が「カチカチ」という機械式時計の音を発しています.

脱進機は,一定の時間を作る部品(調速機)と,調速機をもとに歯車を一定速度で回す部品からなります.

テンプは,機械式時計の中で往復回転運動して見える部品です.

ガンギ車を回転方向に引っ張る動力が必要です.この役割を担うのがゼンマイやおもりです.

脱進機の仕組みがよくわかる動画が以下です.


まとめ


この記事では,機械式時計の仕組みの理解に役立つ動画・書籍・模型を紹介しました.興味を持った方は,実際に模型を組み立てたり,書籍でさらに深く学んだりしてみてください.

機械式時計の原理を詳しく解説した書籍がこちらです.機械式時計の仕組み・組立・調整まで体系的に解説している一冊です.