【行列表示】複素数・四元数・Pauli行列

POINT 行列表示とは,ベクトル空間の基底を単位ベクトルとみなすこと. 複素数の行列表現・四元数の行列表現・Pauli行列を簡単に導出できることを確かめる. 線形代数や量子力学では「線形写像/演算子を行列表示しなさい」という問題に出会います.この記事…

ドル・コスト平均法のリターン

POINT ドル・コスト平均法のリターンを計算する. ドル・コスト平均法では,取得単価が平均化されることがわかる. ドル・コスト平均法は,毎回一定数買い付ける方法よりもハイリターンであることが示される. 最近,積立投資 (確定拠出年金や積立NISA) にお…

条件付き確率をサイコロ1個で考える

POINT サイコロ1個の超極端な例で,条件付き確率の理解を深めましょう. ベン図を使って図解します. 何事も,理解のコツは「極端な例」を考えることです.例えば, 数学なら,すごく数が小さい場合/大きい場合を考える. 物理なら,物理量が$0$あるいは$\in…

条件付き確率いらず!モンティ・ホール問題

POINT モンティ・ホール問題は,誤答しやすいことで知られる確率問題. モンティ・ホール問題を簡単に解く方法を紹介する. 条件付き確率なしでモンティ・ホール問題を理解する方法を紹介します.問題を知っている人向けに結論から.次の考察だけで済みます…

無作為標本と標本平均

POINT 無作為標本と標本平均に関するメモ. 無作為標本 標本平均 参考文献 無作為標本無作為標本 / Random sample独立で同一の確率分布に従う確率変数列$\{X_i\}_{i=1}^N$を無作為標本と呼ぶ.(以下では,確率変数列$\{X_i\}_{i=1}^N$の従う確率分布の平均…

【メモ】REAL AND COMPLEX ANALYS (Walter Rudin)

昔読んだときのノートが出てきたので,読み直してみようかな,という試み(をするかもしれないので,ページだけを用意). 他のルベーグ積分の教科書に比べて,道筋が明快で読みやすかった記憶があります.Real and Complex Analysis(表紙は赤と緑2種類が…

音波(図解)

POINT 1次元の音波を図解する. 図を書く際は,横軸が「位置」か「時間」かをはっきりさせることが重要. この記事では, $\xi$:流体粒子の平衡位置からの変位.バネで言えば,釣り合い位置からの伸びです. $p$:圧力. $\displaystyle v=\frac{\partial\x…

電場の複素表示

記法 電場 パルス $G_{2}(\tau)$ 参考文献 【関連記事】 時間平均 - Notes_JP 記法$g(t)$のフーリエ変換\begin{aligned} \mathcal{F}[g](\Omega) &=\int_{-\infty}^{\infty} g(t) e^{-i\Omega t} \,\mathrm{d}t \end{aligned}$g(\Omega)$のフーリエ逆変換\be…

【計算メモ-音波の散乱】James J. Faran Jr., Sound Scattering by Solid Cylinders and Spheres

音波の散乱に関する計算. 運動方程式 連立方程式の形 円筒座標 弾性体(円筒内部) 流体(円筒外部) 応力テンソル(弾性体) $\sigma_{rr}$ $\sigma_{r\theta}$ $\sigma_{rz}$ 境界条件 $p_{\mathrm{i}} + p_{\mathrm{s}} = - \sigma_{rr}$ $u_{\mathrm{i}…

【読書メモ】フリーソフトでつくる音声認識システム(荒木 雅弘)

フリーソフトでつくる音声認識システム パターン認識・機械学習の初歩から対話システムまで作者:荒木 雅弘発売日: 2017/04/04メディア: 単行本(ソフトカバー)実際に活用するためには,「数式で表すとどうなるか」を整理する必要があると感じました.そこで…

波動現象のエネルギー保存則

POINT 作成中(編集上の都合により公開) 波動現象という観点でエネルギー保存則を整理する. 音波,電磁気学,量子力学 波動方程式を満たす関数には,エネルギー保存則が成り立ちます.音波や真空中の電磁波は波動方程式を満たすことから,これらのエネルギ…